大腸カメラ検査とは

先端にカメラのついた内視鏡スコープを肛門から挿入し、盲腸〜直腸までの大腸全体を直接観察する検査です。異常があれば、検査中に組織を採取して病理検査を行い、幅広い疾患の確定診断ができます。

大腸がんの早期発見が唯一可能な検査であり、前がん病変の大腸ポリープを発見した場合は、その場で切除することで、大腸がん予防にもつながります。

また大腸に出血がある場合、その場で止血処置も可能です。

大腸カメラの検査で、大腸がん、大腸ポリープの他、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、虚血性大腸炎、大腸憩室、大腸憩室炎などの疾患もわかります。

当院の大腸カメラ検査の特徴

経験豊富な内視鏡専門医による検査

当院で行う検査は全て、砺波総合病院で16年間内視鏡治療に携わってきた内視鏡専門医の院長が行います。

大学病院クラスの内視鏡機器

大学病院クラスのオリンパスの最新機種「EVIS-X1」を導入しています。砺波総合病院で行う検査と同じ、質の高い検査が受けられます。

ポリープの切除が可能

検査中にポリープが発見された場合は、その場で切除することが可能です。出血リスクの高いポリープの場合は、入院での切除が必要となるため病院を紹介いたします。

お腹のハリが残らない、炭酸ガス送気

大腸カメラでは送気をして、腸内を膨らませて観察します。通常は空気をそのまま送るため、お腹のハリが長く残っていましたが、当院では吸収が早い炭酸ガスを使用しており、お腹のハリが早く解消します。
なお炭酸ガスは呼気から二酸化炭素として排出されますので、ご安心ください。

拘束時間が短い

前処置の下剤の服用は自宅で行なっていただきます。トイレの衛生面など気にせずリラックスして服用でき、時間の有効利用ができます。

大腸カメラ検査の流れ

1.診察予約

まずは電話(0763-58-5156)またはWeb診察の予約をお取りください。あらかじめ問診票(大腸内視鏡用)をプリントアウト・記入してお持ちいただくと、よりスムーズです。

2.診察、前処置のご説明

既往歴、薬の服用の有無、アレルギーの有無などをお聞きします。医師とご相談の上、検査日をお決めください。また前日の「検査食」や、検査時の「鎮痛剤」について、ご要望があれば、お知らせください。

検査当日に服用いただく腸管洗浄剤モビプレップと、検査についての動画です。
大腸カメラを受けられる方はご覧ください。(はいを選択されると、動画が流れます)

モビプレップ
※実際の検査では、感染対策のため医師は防護服を着用します。
内視鏡検査の感染対策はこちらをご覧ください。

3.検査3日前〜前日まで

繊維質の多いものは避けるようにしてください。(キノコ、海藻、こんにゃく、繊維の硬い野菜)

4.検査前日

消化の良いものを摂取してください。就寝前に、お渡しした下剤を服用してください。

5.検査当日、ご来院

当日は禁食です。(水、お茶のみ飲用可能です)
事前のご説明通りに、モビプレップを服用の上ご来院ください。便が透明な液体になったら、前処置終了です。
服用時に問題などありましたら、遠慮なく当院にお電話(0763-58-5156)ください。

6.検査

所要時間は10〜30分です。切除可能なポリープがあれば、その場で切除いたします。

7.検査後

しばらく安静にしていただいた後、医師から検査結果の説明があります。組織検査や投薬をおこなった場合には、後日再診が必要になります。なお別途入院や、手術が必要な場合は、連携医療機関をご紹介します。

8.帰宅後

消化の良いものを摂取してください。ポリープ切除をおこなった場合は、一週間程度、アルコール、長風呂、激しい運動、旅行、出張などをお控えください。

費用について

<大腸カメラ>

3割負担2割負担1割負担
観察のみ約6,000円約4,000円約2,000円
炎症・ポリープなどがあり、組織検査をおこなった場合12,000〜20,000円6,000〜12,000円3,000円〜6,000円
ポリープを切除した場合18,000〜25,000円17,000〜21,000円9,000〜10,000円