当院では、内視鏡分野で世界トップのオリンパス社の最新モデル(2023年7月現在)「EVIS-X1」を導入しています

負担が軽く、精度の高い検査を実現

これまでハロゲンランプであった光源が、LEDライトになり光量が増加したことなどから良い画質が得られる様になり、鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)も十分に高い精度の検査ができる様になりました。

口からの検査に比べて鼻からの検査は嘔吐反射が少ないため、患者さんの負担を軽減できます。

NBIなどの高度機能による精緻な検査

当院の内視鏡システムには、NBIが標準装備されています。NBIは特殊な波長の領域だけを画像化することで、色調強化の他、血管構造や表面構造を視認しやすくすることができるようになっています。

特に食道病変を検出する上では、通常光よりも精度が高いことが証明されており、食道観察においては必須機能となっています。

またNBI、通常光の切り替えは手元のスイッチで簡単にできます。さらに口から行う内視鏡検査(胃カメラ)においては拡大観察とNBI観察を組み合わせることで、かなり高い精度で病変の良悪性の判断ができます。

最終診断は生検によるのですが、生検が良性と判断された場合でも、再検が必要かどうかの判断基準になります。

患者さん用モニターを設置

観察用大型ハイビジョンモニターだけではなく、患者さんが横になって検査を受ける状態の正面に、患者さん用モニターを設置しています。患者さんは検査中リアルタイムに同じ画像を見ることができます。

鼻からの内視鏡検査は会話も可能ですので、検査中に気になるところを医師が説明するだけでなく、質問を受けることもできます。